最近、毎日仕事して夜はAZB10に顔をだし、仕事して、終わって仕事して寝て起きて・・・という日々ばかりで日記を書こうとするとコピペでいいんじゃねーか?みたいなことが続いています。
というわけで、どういうわけで?ちょっと思いついたこととか走り書きのようにtwitterに残しているのですが、それらに対する考察とか適当に書いておこうと思います。内容的には面白くないものが多そうですが、まあ日記ですからね。いいんじゃないですかね。
最近、色々な状況で思考することが多く、考察しているのが、ポーカーのディーラーという業務。ディーラーというのはポーカーのゲーム進行を行い、プレイヤーにカードを配るというお仕事をする人たちのこと。ポーカーをゲームという側面で見ればゲーム進行の根幹を支える技術職であり、そのトーナメントを提供するビジネスという側面で見るとサービス業ということになる。
そんな業界に結構長いこといるんだけに、ほんとにいっぱいディーラーを見てきたんだけど、これがなかなか面白い。もちろん技術職なので上手い人もいれば下手な人もいる。けど、ほぼ同じようなスキルレベルっぽい2人のディーラーを比べても優劣がある。見ていると「この人、上手なんだけどなんか『?』だなあ」とか「この人、そんなに上手くないはずなのに、なんで気にならないんだろう?」とか、思うことが色々あって、長いことこの『?』部分の解釈が上手く行かなかった。
最近になって、このディーラーという業務を技術面含めて、自分の知識の拡充が進んだことによって気がついたんだけど、ディーラーの評価は上手いか下手以外にも色々あることに気がついた。まあ、今更感のあるアタリマエのことも含めて書いておこう。
ちなみに、仕事としてポーカーに携わっているので誤解のないように防衛線を貼っておくけど、これは特定のディーラーや団体などをディスってるわけでもなく、あくまでも個人の主観ですかっこわらい
まずは上手い下手の違いは、速度と正確性が軸になってる、速度は純粋な手さばきの速度だけが評価されがちなんだけど、実際には手の動かし方、動作のひとつひとつに無駄がない事も含めて速度が早い。若いディーラーに多いんだけど、速度は「スピード」と思っている傾向があるんだけど、実際には速度も必要だけど、無駄な動作を減らすほうが「きれいな」ディーリングにつながる。ショーダウン(勝負が決した)後の負けたプレイヤーのカードを伏せたり、そこからカードをどかしてチップを勝ったプレイヤーに渡す流れなどは、すべての動作を1回で終わらせるのは意外と難しかったりするんだよね。この作業をシチュエーションに応じて常に物の位置が変化するポーカーのテーブルで、淀みなくできるのは実はむつかしい。これに限らず最速手順を組むことは凄く重要だと思う。
正確性はこの無駄なステップを減らすだけでなく、プレイヤーにカードを配るときの配る位置が常に一定であるとか。また、格好良さにかまけて、カードが見えてしまうような投げ方をしないようにしているか、とか。ちょっと低い位置で椅子を設定すると、プレイヤーに配ってるカードがけっこう見えちゃうディーラーっている。まあ、俺のしったこっちゃないんだけど。
他にも上手いか下手かの違いはいろいろあるんだけど、これはまた別の講釈
次にホスピタリティ。ポーカーディーラーはルール(世界的に標準とされているルール)にも定められているんだけど、「ディーラーは公平性を保たなければならない」という大前提があって、プレイヤー間にある技術的な差を埋める行為はしないようにしなきゃいけない。けど、一方でサービス業という点においてのホスピタリティを捨てるわけにはいかないので、この辺のバランスがうまくとれているディーラーは優れたディーラーに見える
公平性に関しては、ディーラーがどう対応するかはお店側のルール(ハウスルール)が優先されている。ハウスルールで公平性を欠く行為が容認されている事は割りと多かったりします。
そして最後は、「正しい」か「正しくないか」これが割りと重要なんだなーと思った。ディーラーは「公正性」に軸に、割りと「やってはいけない」行為が多くて、これらを無視しているディーラーを見た時に「?」が浮かぶことに気がついた。
実際には、自分のグループにおけるディーラーのルールにおいての「正誤」なので、そのディーラーの出自によって、私がそれはどう考えてもディーラーがしちゃいけないよなーと思っていることも、そのディーラーがホームにしている場所では「誤り」として教えていない場合があって、ようはこのフィルタの違いが、ディーラーを見た時の上手い下手以外に発生する「?」のようである。
ポーカー知らない人には訳の分からない話なんだけど、たとえばチップをかけるときにチップを無言で出したとする。ディーラーは無言で出されたチップは無言のまま対応しなきゃいけない。プレイヤーがチップを出すときに、その額面を言った場合は、言われた額面を言わなきゃいけない。後者はその額面を他のプレイヤーに伝えているわけじゃなくて、出したプレイヤーの提示した額面をディーラーは聞きましたよという確認の為。つまり、チップの額面を言わずに出したプレイヤーの額面をディーラーが「勝手に」言うのは、情報の補足になり公平性に欠けるという事になるわけで
まあ、公平性とはなんぞやみたいな話ではあるんだけど、上記みたいなことも場所によっては「正しい」事であり「間違っている」事になるのがディーラーの世界。優秀なディーラー(正確には優秀かどうかじゃなくて本来のディーラー)は、この正誤の部分がお店ごとに違うことを知っていて、お店ごとにあわせてくる。分からない部分はちゃんとお店に確認して、補正して仕事してたりするんです。って、ポーカー業界だとここまでやっている人のほうが少なくて、でも他の業界で考えたら割りと当たり前の話だよなーとか思ったり。
なんか、頭の中を精査せずに書き始めたら訳わかめになってきた。また明日かこうっと