5.19 sun 浅草カフェバーこんこん「名状しがたいマジックバーのようなもの」

引き続き考察します。

起きて飯食って仕事して飯食って仕事して終電ダッシュして風呂入って寝た。

はい、日記おしまい、おしまーい。

というわけで昨日の続き。一部重複しますので気になる人は前回の考察とあわせてお読みください。

ディーラーで私が気になる部分は下記の通りというのが前回

  • スキル(技術力と正確性)
  • ホスピタリティ(サービス業として)
  • 正誤性(TDAおよびハウスルールという視点で)

ものすごいごりまとめすると上記のようになります。前回でてきていない文言でてますが無視してください。大体あってます

で、続き。ここからはディーラーという仕事からちょっと思考の幅が広がっていくことに。

正誤性というのは、基本的にはTDAルールというものを軸に評価しています。これはポーカーというゲームは基本的にルールが曖昧だったので、「こんなルールでやればいんじゃね?」と言い出した人が作ったTDAというグループが考え、様々な人達の意見を取り入れながらアップデートされ続けているもので、「ポーカートーナメント」用のルールとして世界的に採用されているルールです。面白いのは、これは必ず守らなければいけないルールではなく、採用しているトーナメントでは守る必要があるということ。ちなみに日本の全日本選手権(AJPC)は、このTDAルールを採用しておらず、AJPCルールというものがあります。これ、わりと知らない人が多いですね。まあ、だいたい似ているんですが微妙に違います。なのでTDAルールだけ読んで、全日本選手権で「そこはルールと間違っている」とかドヤ顔で語ると割りと恥ずかしい事になる場合があるのですが、実際の話ではディーラーもAJPCルールとTDAルールの違いを正確に理解している人は少ないのが実情(じゃないかな)

というか、そもそもTDAルールをしっかりと理解していないディーラーも多いんじゃないのかなーと思ってたりするのは激しく内緒です。

ポーカーのトーナメントを運営しているページを見ると「TDAルールに準拠します」と書いているけど、TDAルールを守っていないことは多いです。これは守っていないのではなく知らないだけではと思ったりします。そしてこの辺は「TDAルールよりハウスルールを優先する」という項目により問題視されなくなったりします(ま、大体どこにも書いてないですけど)

つまり、運営側がTDAルールを理解してないのに、ディーラーが理解するわけもないというのが本当のところでは?と思っていたりします。また、TDAルールに準拠するというグループが多いけど、グループごとにそのルールの理解度およびグループごとにハウスルールが存在しているものの、そのハウスルールを明確に提示しているグループはあまりないというのも話をややこしくしていたりします。つまりディーラーが複数のグループでディーラーしても、そのハウスルールを知る方法がなく、そりゃディーラーのジャッジも人によってずれるよな、と言うことになっています。

正誤性はどの角度からみるかによって変化してしまうのは、TDAルールを軸にしつつも、そのルール理解度が店ごとに異なるためにフィルタが統一化できない為に、あまり表面化しにくいんだなという事に思考が達しました。これにより、あるお店では「エース級」と言われているディーラーを、別の店のプレイヤーが見た時に「どこが上手いの?」という評価になるんだな、と。勿論その逆もありますが。

そう考えるとマジシャンの世界にも似たような話がある気がしたり、

マジシャンを構成する要素、これは人によって異なるし細分化もできるのですが、ものすごくざっくり言うと

  • 技術(手順や個々の技術)
  • 演出力(演技構成を作り出す力)
  • 表現力(演技そのものの表現性)
  • ホスピタリティ(サービス業として)

となります。ディーラーと似ているのは技術がどんなに優れていても、その技術を用いて作り出すマジックをどのように構成して演出するのかという力が必要で、そうやって作った演技を表現する力として表現力が必要です。そして、素晴らしい手順と素晴らしい表現力があって、そこは人と人のコミュニケーションの世界であることを考えると、ホスピタリティが必要だったりします。

マジックもディーラーと同じで技術が完璧でも、評価されるわけではないという点で良く似ているなあと思った次第です。

ディーラーのことを考えていたら、その問題点の根源にさらっと触ったところでマジック界隈にシフトしました。