香川うどん紀行 2018夏(4)

最終日。

1日あたりの軒数を抑えめに(量は抑えたとは言ってない)してきたので体調的にもうどんがまだまだ入る。2時の飛行機に乗るために時間は少ないのだが、まあ4〜6軒くらいは回れると予想してスタート。高松市内から丸亀へ高速を使って移動する。

早い時間から営業している店で今回リストアップしていたものが少なかったので、丸亀城すぐ近くの「つづみ」へ

つづみ」は、ぶっかけが有名なお店で、事の発端は麺が美味しいということで、コシのある麺を堪能する食べ方として、ぶっかけは王道の食べ方。今回は天ぷらぶっかけを冷たいので。しっかりと手打で仕上げられた麺は、小麦を含めてこだわりを感じる一品。ぶっかけもいいけどしょうゆでも美味しいかも。

丸亀城が目の前だというのに、目もくれずに坂出に。

とらや」は坂出市の工場が立ち並ぶエリアにある。有名店と比べれば知名度は低いが根強いファンが多いことでも有名。もともとお店を切り盛りしていた方が引退することになり、この味を絶やすのは忍びないと考えた常連の方が弟子入りし、味を受け継いでお店を営業しているという、わりと讃岐うどん系譜上、時々目にする承継の仕方をしている。

おすすめは、醤油うどんとカレーうどん。醤油うどんを頼むと味の素やポン酢などを一緒に出してくるので、おやっと思うかもしれないが、味の素は無視していい。ここは麺自体が美味しいので、醤油で普通にうまい。ポン酢も美味しい気がする。食べたことないけど。

カレーうどんは、蕎麦屋のカレーというよりは「家のカレー」っぽい。一緒に出してくる辛味の素はシャレにならないくらい辛いので様子を見ながら。甘めで素朴な味のカレーはうどんとマッチして非常に美味しいのです。

次は、おなじみの日の出製麺所へ。連休なので行列だったらお土産だけ買うという覚悟で向かうことに。

日の出製麺所」は坂出市にある製麺工場。そもそもお店ではない。製麺所というだけあって、製麺業がメイン。地元の社員食堂やスーパーマーケットなどへの卸売や土産などが中心。その中で、工場に併設しているお土産販売所で、その場で食べたいというお客様の為に始めたサービスが始まりになっている。製麺業との兼ね合いを考慮し、納得の行くうどんを提供できる時間は1時間。11時半から12時半までの営業である。

私の讃岐うどんライフで、最も愛しているお店はここであり、初めてお伺いした日からおそらく毎回かかさず訪問している。すべてのうどん遍路はこの店の営業時間を考慮して設計されているともいえる。まあ、坂出なので周辺には名店も多いので困りはしないけど、この製麺所がもっと遠いところにあったら、きっと色々変わっていたんじゃないかなと思うくらい。今回は、つめたい麺を中で注文。醤油ちょっとかけたけど、ほとんど味つけなしで食った気が。

その後、ポーカープレイヤーにしかわからないマニアックな観光スポットを経由して、次の店へ。

「釜あげうどん 岡じま」は県内に複数店舗あるセルフ系のお店。釜あげという言葉に釣られて来てみた。今日は、冷温を交互にしているので、最後は釜あげの食べ方の一つ、釜玉を。釜あげは製作工程上どうしても注文されてから少し待たされるんだけど、こちらのお店は待たずに食べれるというのが売りのひとつ。ふっくらもちもちっとした麺は、釜あげうまし!と改めて思う。(うどん写真じゃないのは食べちゃったからテヘペロ)

というわけで、4軒を制覇して空港へ。

今回の旅行ではポーカー合宿があったりした関係上、1日あたりの軒数は控えめにして毎日ちゃんとうどんを堪能できるようにしてみた。

気に入った初訪問は、「もり家」のかき揚げが美味かった。麺は「合田うどん」の冬の麺は機会があったら行ってみたい。カレーうどんも奥が深そうなので、引き続き探索を。

次回の高松公式訪問(だから公式とは)は、2019年1月を予定。次回も素敵なうどんを出会えるといいなあ。

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