Taiwan season 2 (Day4&5)

数日たったら、もう色々忘れてきた(笑)

旅関係のブログは「Days」ではなく「Trip band」というカテゴリに沈めてあります。といっても現時点では台湾と高松ネタしかないと思われw

5月7日(土)
朝ごはんは包子。惇化のお店はやっていないのかでていないのか、とにかくなかったので復興にもどってSOGOの脇にあるお店へ。1個15元。これがうまかった。肉まんだけ食べたけど、他のも興味があるので次回再訪しよう。
8日は昼便だけど松山→羽田ではなく桃園→成田なので市内から空港までがちょっとだけ遠め。ということで最終日は時間がないので、実質的に今日が最終日みたいなもの。予定としては午前中に故宮博物館にいく予定だった。前回来た時は改装中だったので相方さんがちゃんとしている時に行きたいと言っていたのだ。

ぶっちゃけると、故宮博物館の展示物はあまり興味がない。白菜と豚の角煮はもう見てるしね。ましてや同行するHまやNさん、Fさんらと共に3時間くらい滞在するらしい。ルーブルだったら足りないくらいだが、俺が故宮に3時間いるのは無理じゃね?と俺が俺に絶賛質問中。台北駅まで一緒にいったんだけど、改札前で断念することに。ちょっと疲れていたのもあって、相方さんふくめて人のペースにあわせるのがしんどかったというのもあった。

ホームに向かう4人を見送って台湾ひとりぼっち。

とりあえずホテルに戻ってベッドに伏せてみる

・・・・

・・

zzz…

 

いやいやいやいや!

寝ちゃだめだから!さすがにもったいないし、寝たら間違いなく夕方まで起きないw

せっかくの一人。こういう場合はやはり「自分は凄い行きたいけど、興味ない人には同行してもらうのはマジ申し訳ない場所」に行くために使わなければいけないのでは!と思い立ちおでかけの準備。向かうのは鶯歌(Yingge)という町。ここは台北近郊にある陶芸の町。台湾はオランダ、日本、中国と比較的陶芸技術を持っている国の統治下にいたこともあって非常に陶芸が盛んだったりします。陶器というと、器とか茶器みたいなものをイメージしますが、台湾はこの陶芸文化が発展して電子セラミックスの生産分野も強かったりして、この辺からさらに発展して電子基盤の世界有数のシェアホルダーになったとか。とまあ、んなことはどうでもいいんです。おいらはハンドメイドの茶器を前から狙っていたのです。高い事が予想されるのでホイホイ買う訳にはいかないんですが、値頃なものがあれば・・・というわけでホテルでこっそり両替して、いざ鶯歌へ。

鶯歌へは地下鉄でも新幹線でもなく、台湾鉄道を利用します。片道は20分くらいで料金は31元。地下鉄と違ってこちらは紙の切符で。ここで鶯歌に行こうと思っている人むけのインフォメーションです。

  • 電車は1時間に2~3本とガイドブックに書いてますが、これは時間帯によってバラバラ。
  • 鶯歌には各駅停車(LOCAL)しか止まらない模様。
  • 各駅停車は台北には頻繁にくるのですが、その多くは樹林という鶯歌の1つ前までしか行きません!
  • 電車に乗る時は樹林より先の駅までいく電車にのりましょう。(台北と鶯歌の間には「萬華」「板橋」「樹林」という3つの駅があるので、これ以外の行先だったら概ね大丈夫)

というわけで、自分がまんま体験しました。乗れたのは駅についてから30分ほどまってから。電車に揺られること20分ちょいちょい。鶯歌駅へ到着。なんというか郊外の駅!っていう感じでした。ちょっとぼろすぎるけど、なんか伊豆長岡っぽいw

改札にあがって時刻表で帰る時間頃の電車をチェック。まあありそうなので、問題なさそう。ということで鶯歌陶芸博物館を目指す事に。改札出て右の出口から文化路という道をくだっていく。

時間のせいもあって店があまり開いてなかったけど、駅前から陶器屋しかないw。陶器以外の店をみつけたのは道もだいぶくだってからのお茶屋さん。この町の陶器関係のメインストリートはもうちょっと離れた場所なんだけど、入口からこれはけっこうテンションあがるなあ。

ともあれ、駅から10分ちょいちょい歩いて鶯歌陶芸博物館へ。

田舎町に政治家が国からひっぱって建てたみたいなどでかい博物館が登場しました。確実にまわりから浮いてますが、その辺はご愛敬。さっそく中にはいってみて日本語のパンフレットを探します。

・・・ありません。

館員の方に声をかけると「すいません、今プリント中なんですよ」との返事。たぶん、日本人は誰もこないので準備してないんではないか?・・・ということもなさそうです。「日本語の音声ガイドもありますので、ぜひ使ってください」と言われます。まあ元々、一人なのでじっくり行く気マンマンで借りる予定だったので、パスポートを預けて借ります。さっそく1階から順番に・・・

・・・あれ?

冷静に考えると入場時も音声ガイド借りる時もお金払ってません。

ガイドブックでチェックしてみたら、2010年11月時点で入場料が決まってません。とか書いてあります。ここで訂正しておきます。2011年5月時点も決まってないというか、いい加減ですw

さて、陶芸美術館ですが。先に行っておきます。陶芸に興味ないとかなり退屈だと思います。

スタートは登記の作り方から。次に台湾陶芸の歴史と統治国家との関係などを当時作成されたものと写真で見ていきます。ちなみに日本は台湾陶芸の歴史においてかなり多くの技術、生産などに関係していたりします。「ろくろ」なんかは日本が持ち込んだとか。(中国も中国式轆轤を導入してます)

他にもトイレにまつわるちょっとしたお話(日本統治下の公共衛生改善運動)でトイレの事とか。この博物館の解説を聞いていて思ったのは、陶芸を軸にした視点で、中国も日本もオランダも等しく評価して説明してくれていることに非常に嬉しかったり。実際に全部の説明を聞くと理解できるんですが、台湾陶芸の歴史において、これらの国々はどれも欠かすことができないようてす。(ちなみに写真のお皿はめっさデカイ1枚絵皿。左下のキャプションのボードの大きさから想像してくださいまし)

この博物館。そこそこ大きいのですが、この博物館4個分くらいの大きさのお庭も見ごたえがあるらしいです。陶器をテーマにデコレートしてあるとか。時間がなかったのであまり見れませんでした。誰かみてきてほしいですね。

その後、ちょっと時間がなかったので鶯歌老街という陶器屋が山ほどならんでいる通りをチラ見して、一件だけ茶器屋に。ハンドメイドの茶器で気に入ったのがあったんですが、ハンドメイドは大体2500元くらいから上じゃないとなかなか気に入ったものがなく、ちょっと手持ち資金が厳しかったので今回は断念。代わりにおみやげ代わりに小さめの茶壺を1つ購入して台北へ。

さあ、長くなってきたのでここから若干割愛。

昼過ぎに中山区の華北餃子館で全員と合流。焼き餃子と水餃子を食う。鍋貼だったんだけど、水餃子のほうがんまかった。かなり皮厚で汁出る系。

移動して好紀坦仔麺へ。ここは前回食べに来ていたので他のメンバーが食べてるのを横目で見て、腹具合の調整を。

ここで半分は占いに行き、HまとYこと相方さんの4人で南へ。南京東路二段を超えて3ブロック目のモスバーガーの角を左にまがったところにあるご飯屋へ(店の名前おぼえとけよw)、ここの鳥肉飯んまし!相方さんのルーローハンもんまし!ここ、もう1回きたいなー

で、二人と分かれて、相方さんと小龍包食べたいよねーという話になり、永康街へ。ここでしょうが酢醤油ではなく、スープにつけて食べるという一風変わった小龍包を食べる。これが美味かった。なんというか小ぶりで肉肉しいミニ小龍包と、あっさりとしたスープが、おまえは明石焼きか!というスルスル感w。一緒に頼んだ普通のも美味かった。

今まで鼎泰豐!鼎泰豐!と声高に叫んできましたが、個人的にはこっちの方が美味しかったかもしれません。というか、うどんと違ってちゃんと食べ比べしてないのに鼎泰豐パイセン、マジパネェっすとか言っててすいませんでした。ちょっと、ちゃんと食べ比べてみるべきだと思いました。とはいっても、どっちも美味いので問題はないんですけどね。

ここで完全に満腹で動けなくなりつつあったので、西門のほうにある足裏マッサージへ移動して30分ほど消化促進活動など。終わった後は西門方面へお散歩して、西門紅樓に隣接してるオープンカフェバーで台湾初のコーヒーを飲む。だいぶお疲れ。

ホテルに戻って合流する予定だったんだけど、さっきの小龍包がまだまだお腹に残っているので夕飯はパスして三越地下でおみやげを物色。スーパーでこの写真を撮影したんだけど、写真内は全部納豆でした。台湾の人ってそんなに納豆好きなの?見てるだけで気持ち悪くなった、納豆嫌い。関西人だもの←誰がだよ。

ばらまき用を中心におみやげになるものを購入してから、ホテル周辺を散策。兆色の包子同様に食べておきたかった胡椒餅を1つ購入して相方さんとシェアする。肉と一緒にちょっと信じられない量のネギが入っている焼き饅頭。これがけっこうスパイシーで美味かった。

さらにブラブラと歩いてから、台湾で1度は飲もうと思っていた色々いれこんだ飲み物的な。一番人気のパンダミルクティを頼んでみる。白いつぶつぶと黒いつぶつぶが入ったミルクティ。おいしいんだけど、つぶつぶが想像以上に歯応えがあるグミで噛んでるうつにお腹がいっぱいになってしまった。

で、ホテルへ。

この辺で相方さんが貧血っぽくなり具合が悪くなって終了のお知らせ。夜半は他のメンバーとカラオケに行かなきゃいけなかったのだが、相方さんは無理なので代わりに?対応すべく西門のカラオケ屋さんへ。

2時間で1人250元とまあまあなお値段設定なのは、入っているカラオケがDAMだから?だとは思うのだけど、ここで普通のカラオケと思ったら大間違いで世代対抗カラオケ歌合戦モードに。相手チームの歌ったアーティストと同じアーティストで歌わなきゃいけないルールで、採点した点数の合算で戦うらしい。このルールは広く浅くカラオケの知識を有するおいらにはちょっと楽な展開に。結果としては2セットマッチで2-0で、Hま、Y子、自分のダブルス(既婚w)チームが圧勝。シングルスチームが策士策に溺れるというか、Tさんが着実に戦略ミスしまくりで勝たせてもらいました。

で、11時過ぎに解散したので西門あたりからご飯食べたくてぶらぶら歩いて台北駅まで。なんかタイミングなのか歩いている道が悪いのか、よいものが見つからずに、結局マクドナルドとか。旅の最後のごはんがマクドは、前回のスペイン旅行の帰りでフランスマクド以来。

5月8日(日)
最終日も包子を買いに行ったんだけど、再び店がみつからず空振りに。2軒行く予定だったので、移動して初日にいった阜杭豆漿に行くとありえないくらい人が並んでた。9時くらいかな。日曜日はけっこう人も多いので食べにいく人は気を付けた方がいいかも。

その後、ホテルをチェックアウトして台北パスステーションから桃園空港までバスで移動(125元)。帰国の途につきました、とさ。

締め
好き嫌いもあるとは思うけど、個人的には「台湾論(小林よしのり)」という本を読んで、ものすごく台湾という国に興味があった。統治がどうこうとか、中国なのかどうなのかとかいう事ではなく、台湾に住んでいる台湾人という人たちに興味を持っていた。今もだけど。
前回も思ったけど、今回の方が旅の色々なところで台湾に住んでいる人の多くは、中国本土の人とは似ているけど、どこか違う部分も持っているんだなーと凄く感じた。相方さんが「みんな列をつくるときに割り込みとかしないよ!」とびっくりしてたけど、言われてみれば台湾の人達はどこか日本人ぽい部分もある。なんというか日本と中国のいいとこどりをしたような感じ。

その感覚は台北よりも高雄の方が強く感じた。個人的には旅の印象でいうと、台北<高雄な感じ。気候的にも自分が好きな沖縄に近いのでやはり台湾はいいところだ。

こうしてみると台湾はまだまだ行ってみたいところが多い。北投温泉や鳥来、日月譚もいってみたい。高雄は次回は観光したいところもあるし、台中も行った人には評判がいいみたい。羽田―松山のおかげもあるけど、すごい近い印象をあらためて受けた台湾。また暇をみつけて遊びにいきたいなー。

・・・と思ったらしく、地下鉄カードは残高残ってるのはTo be continuedの前振りなんじゃね?